神戸六甲ミーツ・アート2025 風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ の写真 その2

旧六甲スカイヴィラのエントランスではウサギのコンシェルジュが出迎えてくれます。建物に入った瞬間から、「あなたとは分かり合えないかもしれません」の世界となっています。

あなたとは分かり合えないかもしれません(田中 望氏)

何が分かり合えないのか…気づかないうちに何かしてしまったのか?と少し不安になりながら鑑賞しました。

このホテル(天空の楽園)はかつて人間のオーナーによって管理されていたそうです。ある日ホテルにウサギがやってきてオーナーと過ごすようになります。人間のオーナーがいなくなった今、ウサギがホテルを管理しているとのこと。というわけで、ウサギのコンシェルジュが出迎えてくれるわけです。ホテルの営業が終了した旧六甲スカイヴィラ、人の気配を感じない雰囲気がこの作品を際立たせているようでした。また、人間の時代が終わって動物の世界が来たような、そんな気分にもなれます。

ロビーではウサギのコンシェルジュがお出迎え。六甲山ホテル「天空の楽園」標高931m。記念撮影スペースかな?

ウサギのコンシェルジュがボードで話しかけてくれます。分かり合えないということから何かブチギレているのかと不安でしたが…歓迎してくれていますね。とりあえず一安心!

そして、六甲山のゴルフ場と動物たちの様子を案内してくれています。六甲山は伐採でハゲ山になっていましたが、人々が植林することで今の緑豊かな山ができた…と、なるほど。今からは想像がつかないですね。

次はシカやイノシシ、鳥など、六甲山の動物たちの紹介です。鳥のキセキレイの卵が産まれたというお話も。人間の環境破壊もなく、自然の楽園という感じでしょうか。

こちらでは六甲山のウォーキングとランチの案内。六甲山は気温が5℃程度低く避暑地なんて言われていますね。近年は避暑地なんて意味ないくらい暑くなってしまいました。自然の中を歩くのは楽しいですが、人間の手が入っていない自然そのままの山を歩くのは危ないし体力を使うので注意が必要です。私も別の山で道を間違えた時は大変でした。。

たぬき…ではなくアライグマ。

今のホテルの姿でしょうか?少しずつ自然にゆだねられて今の姿になったと説明してくれています。ですが…人間からするとただの廃墟のような。。人間が住むのは難しいですが、自然は住みやすい。歓迎してくれているところ悪いけど宿泊は遠慮しておこうかな(探索はしたいですけどね)。「分かり合えない」のは人間と自然だったということなのかもしれません。

ウサギは最後まで丁寧でした。でもウサギは自然側。根本のところは「分かり合えていない」のでしょう…

フクロウもいました。フクロウ好きです。かわいい。

ロビーでは「天空の楽園」の成り立ちも上映されています。

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